vol.23 抱っこA・抱っこB
「WE!」2006年6月号掲載
先日、ウチの子供が1才になったので、レコード会社に連れていって見せびらかしてきました。その時の話。
みんな「うわ〜い、超可愛い〜」なんつって仕事を放っぽって寄ってきて、とても可愛がってくれるので、親としては嬉しい限りなんですが、その様子を見ていて気づいた点が少し。
まず「可愛い〜♡抱っこさせて〜」って言って寄ってくる人。Aタイプ。多数派。
この人たちはおおむね信用して子供を預ける事ができます。ただ、まったくのシロウトさんの場合もあるので、受け渡しの時にあまりにもぎこちない素振りをしていた場合、親判断で若干のレクチャーが必要になります。それでも元々オープンマインドで接してくれるので子供も喜びます。ごく稀に「抱かせて」と言ったくせに子供が「ウエ〜ン!」と泣き出してしまったりする事があり、そうなってしまうと、親サイドから見れば非常にアホっぽく見えてしまう危険性をはらんでいます。
次に「抱いてみる?」ってこっちが聞くと「イヤイヤ、怖いからいい」って言う人。Bタイプ。少数派。
この人たちはまず最初に「相手は赤ちゃん。何かあったら大変だ!」という警告が頭の中に鳴り響くので、そこから先へはなかなか踏み込んできません。しかし、目の前の赤ちゃんに対してまず安全第一で考えてくれるので。ある意味最も赤ちゃんの事を考えてくれているのかもしれません。このBタイプの人に面白がって無理矢理抱かせてみたりすると、見た目に解る程ギクシャクしながら抱っこするので、子供の方がそれの居心地の悪さを感じてほとんどの場合泣きます。
面白いのはこのBタイプの人で、この反応を示した人たちに共通なのが、高い所が苦手&ジェットコースターが大嫌いという点です。“多少のスリルあってこそのエクストリームな愉しみ”という思考をこれらの人々は理解できません。「なんでわざわざそんな思いをしてまで!」という思いがあるので、仮に“楽しみ”の部分が“怖い”の部分よりも大きい事が約束されていたとしても、絶対に足を踏み出す事はありません。だから赤ちゃんの抱っこにも慎重な対応を見せるのでしょう。
最後に、ホントは抱きたいくせに興味ないふりをする人。Cタイプ。
これについてはタイプ分けをした後でよーく考えてみたら、単なる親バカの勘違いでした。以後気をつけたいと思います。