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ピエール瀧はどんぐりおじさん

vol.29 日ハム優勝

「WE!」2006年12月号掲載



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北海道のみなさん日本ハムの日本シリーズ優勝おめでとうございます!
そして、アジアシリーズでのアジアチャンピオンもおめでとうございます!
今年の日ハムはマジですごかったです!さぞかし北海道民は盛り上がった事でしょう。祝賀酒盛りでのチャンチャン焼きの消費量も例年の倍、いや3倍はいっていたのではないかと思われます。サッポロビール片手にね。
思えば夏の甲子園で、駒大苫小牧がハンカチ王子にキッチリとやられて以来くすぶり続けていた北海道民の道産子魂が日本シリーズで一気に燃え上がった感じがします。
MVP稲葉の打席で揺れまくったセンターカメラ、新庄の自由奔放さを受け止めきる深い愛情、ダルビッシュの球速を2〜3㎞は後押ししたのではないかと思えるスタジアムの願い。そんな素晴らしい環境の中でプレイできた選手達は野球選手冥利に尽きると思います。
そんな中オイラが最も注目したプレイは第5戦目のセギノールの2ランホームランです。新庄、稲葉、ダルビッシュ、森本、田中賢あたりの活躍が取りざたされている日本シリーズの結果ですが、オイラ的にはあのセギノールのホームランこそ全てだったような気がします。
初戦で川上にやられた日ハム。その後なんとか名古屋で1勝してホームに帰ってきました。新庄引退効果も手伝って、過去の日本シリーズでもありえないような完璧な雰囲気を札幌ドームで演出して2連勝。優勝に王手をかけましたが、もし次のゲームを落とせば札幌ドームの雰囲気を学習し手ぐすねをひいている名古屋ファンの前で2試合戦わなければなりません。これは結構しんどい展開です。そのためにも札幌で決める必要があったのですが、そこにまたしても立ちはだかったのが川上。
武士面で投げ込んで来る川上の前に試合は緊迫の展開で5回まで1−1。ダルビッシュも押さえてはいるもののなんとかゼロに押さえているといった出来でした。「これはヤバい、ひょっとしたら今日も川上にやられるかも。そうしたら次は名古屋か〜。そりゃもっとヤバい!」的に思っていた人々は少なくなかったと思います。そんな中で全ての心配を吹き飛ばしたセギノールのバット一閃。あの1発は本当に素晴らしかった。川上の呪縛を解き放ち、真の意味で「イケる!」と思わせたのです。
その後のスポーツニュースなどでは新庄中心の報道がされていましたが(無理も無いか)、実はあのセギノールの1発こそチームを救ったのではないかとオイラは思うのです。だから北海道の皆さんもっとセギノールを褒めてやってください。そしてクラーク博士の隣にセギノールの銅像を建てましょう。その場合は是非セギノール本人で型をとりましょう。その方がおもしろいですから。