TEXT

ピエール瀧はどんぐりおじさん

vol.37 カトちゃんの自転車

「WE!」2007年8月号掲載



どんぐり37.JPG
先日ウチの近所で強盗殺人事件がありました。事件発生から数日が経過しているのですが、まだ犯人が捕まったという話は聞いていません。ウチの近所は割とのほほんとした閑静な住宅地だったので、幾ばくかの金の為に人を殺すような凶悪な犯人がいまだに潜伏しているかと思うと一抹の不安を覚えます。
さて、そんな住民の不安を察したからなのかどうかはわかりませんが、最近ウチの近所で警察官を頻繁に目撃するようになりました。自転車に乗ってパトロールしているのですが、そんな警察官を見ていて気になる事があります。それは、どう見ても自転車が古すぎるという現実。どの警察官が乗っている自転車を見ても、いまだにドリフのカトちゃんがコントで乗っていた頃のオーソドックスな自転車のままなのです!衝撃!
現代社会は犯罪も多様化してきていて、様々な犯罪に対応するにはスピードが命だと思うのですが、ウチの近所の警察官(というか見かける警察官のほとんど)はいまだに平気でカトちゃんの自転車をキーコ、キーコとこいでいます。そんな昭和丸出しのチャリでホントに犯人に追いつけんの?というか警視庁はどうしてチャリに関しては何十年もほったらかしなのか?まったくもって疑問です。もしかして速いのか?あのチャリ。
全ての警察官の自転車を最新式のハイテクバリバリの自転車にしろとは言いませんが、「せめて変速機ぐらい付けてやってくれ!」という感じがします。ヘタすりゃ犯人の方がいいチャリ乗ってるっつーの!それとも何か?あの後ろの荷台に付いている箱みたいなモノからいざという時にはブースターかなんかが出てきて、ドギューーーーン!とカッ飛んでいくのか?ルパンみたいに。そんなハズないでしょう。
気になったので他の国の現状を知ろうと、番組で共演しているオーストラリア出身の芸人のチャドに聞いてみたところ、オーストラリアの警察官は変速ギアの付いたマウンテンバイクに乗っているそうです。しかも短パン姿で。う〜む、速そう!オーストラリア人の体力を持ってすればヘタすりゃ車にも追いつけそうな勢いです。
放置自転車が問題になっているなんていうニュースを良く見かけますが、あの中で使えそうなモノは改造して警察官にあてがうってのはどうでしょうかね。少なくとも今のカトちゃんの自転車よりは高性能な気がします。