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ピエール瀧はどんぐりおじさん

vol.54 函館のパワースポット?

「WE!」2009年1月号掲載



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先日映画の仕事で函館に行ってきました。
撮影は順調に進み、お昼前には無事終了。結果、東京戻りの飛行機の時間までおよそ4時間程空き時間が出来てしまいました。正に絶妙なるヒマ。しかし、オイラこういう空き時間大好物です!
てな事で、せっかくの『ポッカリ空いタイム』を有効に使う為に、函館の街を楽しもうと思ったオイラ。撮影隊のスタッフに「どこかオススメスポットってあります?」と訪ねてみました。するとスタッフから口々に返って来た答えが「北島三郎記念館は行きました?あそこもの凄いっス!」でした。
北島三郎記念館?函館にそんなモンあるの?しかもいい具合にダークな予感。
大抵の場合“記念館”と名のつく箱モノ(しかも個人の)の場合、当時の思い出品やベタな写真等を無気力に眺めさせられて、終いにはダークにさせられる事が多いのです。そういう事を経験上知っているオイラは、早速「ちょっとダークになりに」北島三郎記念館に路面電車で向かいました。
ところが北島三郎記念館はこれまでの記念館とはちょっと違いました。外観はきれいな近代的ビル、館内はエスカレーターによる移動、しかも説明の為にコンパニオンが付いてくれるという力の入れようです。
エントランスでサブちゃん肉声によるウェルカムメッセージをぼんやり聞いて館内に入ると、そこから先は完全なるサブちゃんワールドです。サブちゃんが高校(函館西高校)に通うために使っていた駅のホームのセットに始まり、次のゾーンはSLの車内の完全再現で、しかもそこにはサブちゃんの蝋人形(しかも学生服姿!)まで展示してありました。さらに奥に進んでいくとサブちゃんが上京して流しをやっていた時代(昭和30年代)の渋谷の飲屋街が再現してありました。しかも映画のセットのクオリティーという愉快さで!
「ぷぷぷ。おたく何作ってんすか?!キてますね〜」とグレイファンとおぼしきコンパニオンのお姉さん(アイライナーが若干パンク風)に思わず本音を漏らすと、「皆さんにそう言って喜んでいただいております」と職業モード全開の答えがさらっと返ってきて笑いました。落ち着いてますね、函館娘。
その後はこれまでの全レコードジャケットを眺めて小笑いしたり、レコード大賞の楯を写真に収めたりして楽しみました。そしていよいよ最後のクライマックスです!
最後のゾーンはホール形式の展示物になっていました。客席に座ると照明が落ちて暗くなり、それからもの凄いモノを見せられます。何を見せられるのかは行った時のお楽しみという事でここではナイショという事にしておきましょう。ヒントはクラフトワークです。ちなみにオイラそれを見せられた後はサブちゃんに対するモードが“小笑い”から“リスペクト”に完全に変わっていました「。面白いよ!スゲーよサブちゃん!」と。
という訳で函館に行く人には全力でオススメしたい北島三郎記念館。というかココを見る為に函館に行ってもいいくらいだとオイラは思っています。
最後にオマケ情報。土産物ゾーンでサブちゃんのホログラフとカラオケでデュエットできるコーナーがあるんですが、絶対やった方が面白いです。一生モノの面白ビデオが入手できますよ。ちなみにオイラは上半身裸で与作を歌わせてもらいました。